選挙と生活改善宣言

 1週間、なかなか字を書く気にもなれないまま、ぼんやりと過ごしていた。その欝な気分の原因は、一つに衆議院議員選挙、もう一つは宮城県知事選挙、そしてもう一つは健康診断の結果である。
 衆議院議員選挙は、マスコミが予想したとおり、与党の圧勝に終わった。憲法をないものにし、不誠実な国会対応に終始した挙句、解散権を乱用しての選挙である。それでも与党に投票する国民も国民だが、解散権といい、小選挙区制といい、システムが与党を守るように出来てるのだから、迷走した野党ばかりを責めるのは酷である。自民党総裁である首相は、選挙の結果が出た後のインタビューで、得意満面という顔は見せなかったけれども、各種世論調査の結果を見ながら、自民党が必ずしも議席の数通りに支持されているわけではないことを知っていて、神妙にしていたというわけでもないだろう。今までの、まるで国民を小ばかにしたような態度は、いずれ表れてくるさ、と思っていたところ、今日の朝日新聞では、自民党が、野党の質問時間を削減する方向で検討を進めているということが報道された。またしても、民主主義を機能不全にし、しかもそれを回復困難にして行くシステムが作られようとしている。
 朝日の記事にも言うとおり、与党は党内合意ができたうえで法案を国会に提出している、もしくは内閣から事前に説明を受け、了承しているわけだから、むしろ与党の質問時間なんてゼロでもいいくらいなのだ。首相の言い分は、「これだけの民意をいただいた。自民党の発言内容にも国民が注目しているので、機会をきちんと確保していこう」ということだそうである。こういうこと(偽りの大義名分)をしゃあしゃあと言える精神が、私にはうらやましい。もちろん、それは「身の毛がよだつ」とほとんど同義である。
 衆議院議員選挙に隠れて、あまり報道もされなかったが、宮城県知事選挙は現職が圧勝した。4期目に入る。自分が立候補も出来ないのに勝手なことは言いにくいが、野党共闘の候補が悪すぎた。立候補の意思表示をした時点で、どんな人か分からない上にぼさぼさ頭で覇気の感じられない顔。人間、見た目の第一印象は大切である。いかにもはつらつとしている現職に勝てるわけもなかった。
 今の宮城県知事は「金が第一」「全ては金」の典型的人物である、と私は見ている。そのためには手段を選ばない(→参考記事1参考記事2参考記事3)。県民の多くがそれを歓迎しているのも確かだ、と思う。国と違って、外交にエネルギーを取られない分、経済に専念できるから、自民党のがめつさを国会議員以上によく表しているようだ。
(注:現知事は知事になった時に自民党を離党した。しかし、それは何かしらの政治的配慮によるものに過ぎない。他の選挙では自民党候補者の応援に奔走している。)
 国と言い、県と言い、こういう人たちが支持を集める社会は、私にとってはなはだ居心地がよくない。例によって、私は発達障害なのだ、という自覚(→こちら)が強くなってくる。
 そうこうしていたところ、水曜日に人間ドックの結果が届いた。びっくり仰天!!9年前にC型肝炎が治癒(→その記録)して以来、ほとんど異常値なんて出たことがなかったのに、肝機能の数値がやや高い、軽度とはいえ腎臓の機能が低下している、体重が1年で2キロ近く増えて、BMIがもう少しで肥満の領域に入る・・・など、いかにも中年のおっさんのデータだ。
 思えば、C型肝炎が治って以来、肝臓に蓄積されていたダメージがどんどん回復してきたのだろう。年を追って、体調がよくなっている。特に寝起きはとてもいい。加えて、お酒が美味い。ついつい油断をして、元々好きな高塩分、高脂質のこってり系のものをぱくぱく食べ、人が誘ってくれるのをいいことに、酒席はほとんど断らず、呑めるだけ呑む。しかも、車は出来る限り使わないようにしているし、最近は通勤だけでエネルギーを費やしているからいいだろうと、走りに行ったりもしない。つまり、「もう私は大丈夫」と思い上がっていたのだ。今回のデータを見て、これは少しまずいぞ、と目が覚めた。
 というわけで、私は家庭内で「3㎏痩せる+食生活改善」宣言をした。具体的には、
・腹八分目で「ごちそうさま」
・パンにバター・マーガリンは塗りません。
・週に1日「魚」の日を増やします。
・昼食時の味噌汁は止めて、白湯にします。
・料理の塩分を2割減らします(我が家は私が台所に立つことが多い)。
・土日を中心に、週に3日以上は走りに行き、毎日、柔軟体操をします。
・酒席は断らないが、飲む量を減らします。
ここにも宣言したとなれば、やらないわけにはいかない。いずれ経過を報告します(出来るかな?=笑)。