畜産の環境負荷

(2月1日「担任のお話」№34より)


 今日から2月。古来、2月のことを「如月(きさらぎ)」と言う。語源については諸説あるが、「衣更着(衣服を更に重ねて着る)」という説が有力らしい。この1週間、昼間の時間の延びは一気に加速した感じがするが、まだまだ寒さは続く、ということだ。クラスによってはまたインフルエンザ(今度はB型!)が流行り始めている。体調に気をつけて、元気に学校生活を送ろう。


裏面:1月29日読売新聞「食世界」第10回「スイス」を貼り付け。見出しは「植物で『肉』地球を救う」「温室ガス減 広がる販路」
平居コメント(裏面の記事が大きくて、余分なスペースがないので表面にコメント):人口の増加と温暖化とで、間もなく食糧危機の時代がやって来るだろう、ということは、既に「定説」と言ってもよい。そんな中でたびたび話題になるのが昆虫食であったり、植物由来の「肉」だ。前者はともかく、後者はなぜ?と思わないだろうか?植物にタンパク質が含まれるのなら、何もわざわざ「肉」にして食べる必要などないではないか。
 ところが、肉を食べなくてもいいと言うなら、確かにその通りなのだが、どうしても肉が食べたいとなると、多いのその必要性はあるのである。それは、記事にも書かれている通り、畜産の環境負荷がとても大きいからだ。
 右を見てみよう(2023年7月31日毎日新聞の記事の一部を貼り付け)。わずか100gの肉を手に入れるために、牛なら約50㎏(豚の6.6倍、鶏の8.8倍!!)もの二酸化炭素が発生する。資源と環境の問題を人類生存の危機と考えている私は、既に2年ほど前から、自分に対して牛肉を購入禁止(笑)にしている(何も困らない。我慢していると言うほどの意識にもならず、家族からの苦情もない。豚と鶏は今のところ許してもらうことにしている)。
 最近は、近所のスーパーでも植物由来の「肉」を見るようになった。しかし、あまりにも高価なので、私はまだ試していない。それでも、近い将来それが主流になるような気がする。こんな記事を読んで、ますますそう思うようになってきた。


*これ以外は、煩瑣な2~3月(年度末)の予定と、それについての解説ばかりなので省略。