網地島からの奇襲



 7月23日(日)の夕方、私が外から家に戻ったところで、電話のベルが鳴った。クラスの某君達4人衆で、なんと我が家から徒歩15分の船着き場にいる、網地島からの帰りだと言う。私は、現役の生徒はあまり家に入れないことにしているのだが、まぁ、仙台から遠く離れた所に住んでいるので、それが日常化することもあるまいし、しかたねぇなあ、と訪問を許可したところ、きっちり15分後に手土産も持たずに(笑)やって来た。網地島に3泊して非常に楽しかったらしく、人に話したいことが山のようにあってどうしようもない、といった風情であった。体験の一つ一つが新鮮で、学ぶところ非常に大だったということが、いちいち説明されなくても、全身から発散されている「気」だけで十分こちらに伝わってきた。どうしても人に伝えたい話というのは、聞いている側としても面白い。7月21日の賞状伝達式や終講式をサボっての網地島逃亡を、担任として笑っている訳にもいかないが、夏休みにはこういう時間の使い方をして欲しいなあ、と思わせるものであった。近々、網地島体験記を書いてくれるとか・・・。楽しみにしているところである。