時間は客観的なものではない



 先週木曜日に行われた「センター試験まであと100日セレモニー」はとても面白かった。突然、担任から一言をと言われ、何も準備していなかった私は、通り一遍のことしか言えず、申し訳なかった。少し補足(?)をしておこう。

 100日=2400時間=14400分と言えば、いかにも時間は物理的、客観的に存在しているようだが、決してそんなことはない。そのことは、未来を見るよりも過去を振り返った方が分かりやすい。諸君が一高で過ごした約2年半という時間は誰にとっても同じであるはずだが、そこで何をし、何を得たかということについては天と地ほどの差があるのではないだろうか。時間の長さは、それをどのように使うかで決まる極めて主体的なものである。100日をどれだけ長いものにするか、シビアな言い方をすると、それが「実力」というものの正体だ。・・・と言っているうちに、あと96日。健闘を祈る。