Loftの法則



 不意の予定変更を迫られることもなく、先週までに全員と、短時間ではあるが、一通り話をすることが出来た。文系で化学を選んだ諸君だから、よほど積極的な何かを持っているのだろうと期待していたのだが、残念ながら、そんな気配は微塵も感じられなかった。

 何しろ、1ヶ月弱の間に40人と話をしようというのだから、どうしても思い通りに時間が取れず、一人あたり15〜20分で話していたと思うが、仮にもっと豊かに時間があったとしても、長話になった人は少ないようにも思った。と言うのも、意欲と問題意識を強く持っていない人とは、雑談しても退屈だから、話はいきおい事務的になるもんね。

 問題意識が希薄で、将来的に何をしたいのか皆目見当が付かないという人のために、有効なのは「Loftの法則」(by平居)である。

 *Loftの法則*

 何も欲しい物のない人が、Loftの中をひとまわりすると、必ず欲しい物の一つや二つ見つかる、ということ。転じて、やりたいことがない、若しくは分からない、というのは、世の中にどんな選択肢(学問であれ、職業であれ)があるのか知らないだけだから、調べることから全ては始まる、という意味になる。進路選択以外にも多くの場面で応用可能である。

 (もちろん、これは「Loft」でなければならないということはなく、「ヨドバシカメラ」でも「藤崎」でも「さくら野」でもかまわない。他のお店の皆さんごめんなさい。)