餃子の喜び



 週末は久々に2日間とも家にいた(と言うより、いることが出来た、と言うのが正しい)。土曜日は、あまり気を遣わなくてよい友人が4人来て、夕食をどうしようか、という状況になった。私は、ふと7月15日に2年4組の特別LHR(2時間続き)で餃子作りの講師を頼まれていたことに思い至り、予行演習(確認)の意味を込めて、みんなで餃子作りをすることにした。もちろん、日本でごく普通に「餃子」と呼ばれているビールのおつまみのようなやつではなく、主食を兼ね、餃子以外は何も食べないという本物の中国北方風水餃子である。いい歳をした大人がみんなで喜々として作業に取り組み、大ぶりの餃子を100個あまり作った。甚だ好評。やはり本物はいい。

 皮を作る生地をこねて寝かせている間に、中国粉料理の本をぱらぱらみていた。いつも不思議に思うのだが、強力粉と薄力粉は違うにしても、その配合比率から、水でこねるか熱湯でこねるかまで、本当に沢山のバリエーションがある。これが中国5000年(?)の文化の厚みなんだろうね。まぁ、難しいことはともかく、台所仕事は楽しく、とりあえず餃子はうまい。