現在のアメリカ国旗



(12月15日河北新報 ロバート・ヘフト氏の訃報引用)

 先週は、経済学者・サミュエルソンなどという大物が亡くなったりもしたけれども、面白かったのはこちら。

 私はアメリカの国旗なんて、全く単純に、州の増加に合わせて星の数を増やしてきただけ、と思っていたのだが・・・。という訳で調べてみると、アメリカ国旗は、建国以来なんと28回もデザイン変更があったらしいが、大きく変ったのは最初の3回くらいで、後はやはり単純に星の数を増やしてきただけ。デザインと言っても、その星の配列に関するごくごく些細なことである。「考案者」として名を残すとか、「数千の応募作の中から」選ばれたとかいう大仰な言い方は、何だか実に的はずれでとぼけた感じがする。???

 当選したことによって、高校の担当教諭が評価を変えたのはお粗末としか言いようがない。教科としての判断と、いわば政策としての判断なんて一致する必要は全然ないのに・・・と考えていたら、そもそもこんなことがいちいち語り伝えられ、僅か20行ほどの訃報の中に書かれた、という事実の中に、このことについての多くの人の思いがあったはずだと思い至り、それがどのような思いなのか好奇心がかきたてられていった。多分、私と同様の嘲笑が多いだろう。だが、果たしてそれだけなのかどうか・・・?