E1に明日はあるのか?



 答案返却も終わり、いかにも後期の授業が始まったという雰囲気になってきた。エアコン電源のブレーカーが落とされ、節操のないエアコン濫用を見なくて済むのは、私にとってストレスの軽減この上ない。そう思っていたところ、昨日の学級日誌には、「クーラーをふっかつさせてほしい」(←「復活」くらい高校生なら漢字で書け!)と書いてあった。このクラスには、「G」(注:来週末の錨章祭で演じられるE1クラス演劇の登場人物の一人。エアコンがあるため、仮設のプレハブから出たくないと言いはっている)がたくさんいるらしい。心せよ、若者!!便利なもの快適なものは全て人間をダメにするのである。


【E1に明日はあるのか?・・・錨章祭まであと9日】

 クラス演劇『宮水に明日はあるのか?』の上演が迫っている。なんとか9月中にシナリオが完成し、周到に打ち合わせをした割には準備は進まない。まぁ、学校全体にその雰囲気がないというのは確かだが、「だからいい」ということにはならないし、なんとなく流れに身を任せるというのは「ノータリン(脳足りん)」のすることである。

 一つ言えるのは、「人は歩きながら考える」ものだということである。何事においても、面倒くさいなぁ、億劫だなぁ、と思っていたら、その状態は永久に続く。まず何でもいいから動き始めること。それによってこそ、どうすれば楽しくなるかも見えてくる。

 私は長く高校の教員をやって来て、高校生がどれほどの潜在的可能性を持ち、何かの瞬間にどれほど爆発的に成長するかを知っているつもりである。だから、現状を楽観もしていないが、悲観もしていない。他クラスが何をしているかには関係なく、E1(注:情報科学科1年)は自ら楽しみ、面白いものを作れれば良いのである。そして、見に来た人々を圧倒的な感動に引き込めればなおよい。それは実現すれば快感だろうなぁ!?


【楽しかった南アフリカの音楽・・・芸術鑑賞会】

 出張と重なって、体育祭を一緒に楽しめなかったのは、本当に残念だった。一方、昨日の芸術鑑賞会はそれが出来て良かった。宮水生の反応はvery good!!事前にマナーについての「おふれ」も出ていたようだが、あの手の音楽は行儀良くしていたのでは面白くない。音楽を聴くにもTPOはあるのである。

〈諸君の感想から〉

「アフリカンテイストの音楽を全員で演奏したり、鑑賞してみて、文化の交流ができてよかった。こういう機会を大切に、またできればいいなと思います。」

「つまらないと思っていたけど、すごく楽しかった。音楽っていいなって、ものすごく感じました。ありがとうございました。」

「太鼓だけであれほどの素晴らしい一体感を作り上げるのはとても難しいことだと思います。とても元気が出ました。ありがとうございました。」

「楽しかった。みんなが楽しそうにたいこをたたいていたのでよかった。激しくてリズミカルで良いと思った。真ん中の人が元気がよくて、みんなが盛り上がったので楽しかった。たいこをたたいて手が痛くなるくらい夢中になった。」

「つまらなかった。時間のむだ」←ネガティブな感想はこれ1枚だけ。

 めでたし、めでたし。