今日から新学期・・・Step2の課題



(4月10日付「学級通信」より)

 幸か不幸か、今年も私が担任である。「今年も担任だから、来年も」という保証はないので、とりあえず安心してよい(2年間学年主任をしていて、3学年に上がる時に異動となったO先生の例を見よ)。

 いいとも悪いとも言えない。長期的な視野に立って活動できない、という点では悪いが、「一期一会」、常にその時限りという緊張感がある、という点ではよい。まぁ、来年度も私が諸君の担任だという見通しに従って、今年1年に賭けるしかない、ということなのだろう。よろしく頼む。


〈基本方針〉・・・私が担任である限り変わらない。

(1)逃げるな、(2)自立せよ、(3)背伸びせよ。

 逃げずに立ち向かえば、たとえ失敗したとしても、必ず得るものがあり、成長する。何よりも大切なのは、「弱い自分」から逃げないことだ。


〈2年生のテーマ〉・・・3年計画のStep2である。

*生徒リーダーを中心としたクラス活動

 クラスにはHR委員というものが存在する。昨年度は、お互いに知らない者同士で決めたので、リーダーとして機能すればもうけもの、しなくても気にしない、と放置していた。今年はそうはいかない。個人レベルだけではなく、クラスとして諸君が自立するためには、優れたリーダーが必要だ。今年決めるHR委員は、2年間継続のつもりでやって欲しい。私は、自分にとって都合の良い「イエスマン」を指名する気はない。そんな人は、どうせ諸君からリーダーとして受け入れられないからだ。条件だけを与える。それは、「逃げず、自立した、背伸びの出来る」生徒になって欲しい、ということだ。

 選出は、他の委員も含めて、4月16日(月)のLHRだ。以後、クラス内の様々なことは、出来る限りHR委員を中心に動く。その他の委員も、昨年度以上に責任を持って(私から独立して)活動することを期待している。


(他省略)


(裏面)3月31日付『朝日新聞 be』より、「フロントランナー 法政大学教授 坂本光司氏」

平居コメント:小さな字がいっぱい並んでいて、多分ほとんどの人は読まないのだろうけど、高卒にしても大卒にしても、諸君も最終的には就職する以上、「よい会社」のあり方を考えることは大切だと思うので、あえて載せることにした。