今日が開設3年目です



 なんとびっくり、このブログを開設してから今日で丸3年となった。異動したという事情もあるが、「月曜プリント」の公開ツールから、こちらがメインへと変化し、その記事はついに本にもなってしまった。ブログの開設を当時の生徒たちから強く勧められていた頃、N君に「世界は広がるし、記事が本になるかも知れないよ」などと言われていたのを思い出す。だから開設したわけではなく、あわよくば記事を本にしたい、などという邪念を持っていたわけでもないが、ふと気が付くと、Nが言ったとおりの展開になっているのが恐ろしく、また滑稽である。

 今年の7月から、ブログの運営者であるhatenaとの契約内容を変更した。その結果、このブログにどれくらいの人がアクセスしているのかが分かるようになった。これは、本当にびっくりである。7月22日から、12月22日までのちょうど5ヶ月間で、ユニークアクセスが17600あまり、ページビューが32000である。1日当たりで平均すると、約120人がこのブログを開き、210以上のページが開かれているということになる(ただし、7〜8月よりも、今の方が来場者は多い。この1ヶ月だけを考えれば、来場者130人あまり、閲覧230ページといったところか?)。水産高校のホームページよりも、来場者が多いくらいだ。来場者に常連がどれだけ含まれるのか、パラリとページを開いただけなのか、熱心に読んでくれたのか、といったことは判然としないが、学校で私の授業を寝ずに受けている生徒の数が、一日平均50人を超えることはないだろう(笑)ということを考えた時、その数は驚異である。

 いくら私がIT音痴だとは言っても、人のブログがどのように書かれているかについて、多少の知識はある。また、写真を載せた方がいい(出来れば、たくさん)と、わざわざ忠告してくれる人もいる。それでも、私が写真を一切載せず、ひたすら文字だけで埋め尽くしているのは、「わざと」である。いわば、これによって、私の側から読者を選んでいるのだ。毎日、紙に書けばA4版1枚分にも余るほどの文字を追える人は多くない。私のブログを読めるというだけで、ある一定の文化水準にある人であることが分かる(内容が読者の質に見合ったものになっているかどうかは別問題)。現に生徒などは、私のブログの存在を知っていて、一度は見てみるらしいが、二度見ることはほとんどないようだ。そう思うと、私が記事を書いても書かなくても、毎日120人、210ページ以上の閲覧があるというのは、なおさら驚異なのだ。閲覧者を増やすために、写真を始めとするページ作りの工夫をするつもりは、今のところない。人に「受ける」ことを狙う=評価を気にするようになると、必ず考えがぶれて真実から離れるものだ。

いろいろな仕事の合間に、ちょこちょこと書くことが多いのだけれど、何事も継続が肝心。独善的な内容も多いのに、荒らされることもなく三年目を迎えたことに感謝しつつ、折に触れて書き綴っていこうと思う。