文は人なり?・・・Mariaの言葉



 数日前のこと、私の本は、あちこちで買えるようになっているのかな?と少し気になったので、いくつかのネット書店を覗き見してみた。すると、既にどこでも扱っているようだったが、Amazonには既にレビューが出ていた。Mariaと署名がある。もちろん知らない。だが、一読して驚嘆した。ずいぶんと褒めて下さっていることはともかく、この文章そのものが、非常に魅力的なひとつの「作品」になっているのである。わずか原稿用紙1枚分くらいの文章であるにもかかわらず、書いた人がしかるべき教養と品性の持ち主であることがははっきりと感じられる。文章というのは恐ろしいものだ。自分が書いた本についての感想であることを忘れて、私自身がこれを書いた人のファンになってしまった。せっかくなので、全文を引かせていただく。


「水産高校という未知の世界を著者が体験し、感じ考えていく日々。実習や研究、実学、紹介される人々の生き様はもちろん、「航海士の言葉」「トビ」「魚のプライド」…輝く星のような言葉や印象深い話が心に残ります。

 話題や体験の豊富さもさることながら、テンポよくキレのある文体の力でしょう。平居先生と一緒に水産高校を歩き回り、船に乗り、高校生が育ちゆく姿を応援しつつ、自分自身の高校時代を昨日のことのように思い出し、お魚(水産)をめぐる経済や社会に思いを馳せ、その歴史と未来を考えるようになります。写真も満載で楽しい。

 でも、だからこそ、震災の記録と宮水の置かれた状況に言葉を失います…。

 著者には「高村光太郎という生き方」という著作があります。水産高校への転任は偶然ではなく、40代半ばを過ぎた著者の「ある決断」が導いたもの。この本は、「平居高志という生き方」をあぶり出す一冊とも感じました。」


 成山堂書店の担当者も驚いていた。以下のようなコメントが送られてきた。


「アマゾンのレビュー、見ました。先週末ですね。

いいレビューです。かなり表現力のあるかたの文章ですね。」

「レビューに、あれだけよくまとまったコメントは

なかなか出せないと思います。

下手な書評より、よっぽどいい内容です。」


 また、私が知る限りでは、以下の三カ所(どれも知人のブログ)に、個人による紹介記事が出ている。ただし、『奮戦記』はまだ「前編」で、近々「後編」を書いてくれるらしい。


『まめまめ日記』(http://blog.goo.ne.jp/beansbean00

『プロ家庭教師内海徹の自立学習トレーナー奮戦記』(http://ameblo.jp/2utsumi6/

『宮城高教組書記局だより』(http://mykokyoso.blog86.fc2.com/