今日は「本物」です

 5月6日まで休校といっていたと思ったら、我が宮城県知事が、いっそのこと9月から仕切り直しだ、などということを言い出した。えっ?!8月末まで休校が続くの?と思っていたら、なぜか5月10日まで延長という通知が来た。では11日から始まるかと言えば、何の保証もなく、塩釜市仙台市の市立学校が5月31日までの休校を決めた以上、それに倣う形になるのではないか、というのが専らの憶測だ。「憶測」に過ぎない。
 そこで、今日も「11日から始まる場合」「6月1日から始まる場合」「当分休業は続くが、登校日の設定が認められる場合」という場合分けをしながら、空しい議論に時を費やした。どうしてこんな嫌がらせのようなやり方をするのだろう?
 10日ほど前、休業期間が長くなっているので、学年だより、学級通信、保健室や図書館のプリントといったものをホームページで読めるようにしましょう、と教頭が言い出した。PDFのデータで渡せば、すぐにアップしてくれると言う。私は、手間をかけても見る生徒が少なく、コストパフォーマンスが悪そうだなぁ、と思い、知らん顔をしていた。話のネタにも困る。
 そうしたところ、また休業は伸びるし、3年生、1年生が早々と学年通信をアップするし、メールの一斉配信システムを使って実施したアンケートの結果が出てきて、少し話題もあるし・・・昨日、ようやく重い腰を上げた。
 裏面の新聞記事の引用が、著作権上まずいので、私が作文をした。決して、「コロナなんてたいしたことねぇだろ」と言いたいわけではなく(少しは言いたい=笑)、情報に対して問い直しをして欲しい、私のライフワークである「生徒に哲学的な考え方を教える」というのが主題なのだが、人によってはそう読んではくれないだろう、という気がした。紙に印刷して配るなら、それでもさほど気にしなかったのだが、ホームページという圧倒的に公開性の高い、しかも公的なメディアで公開するとなると不安だ(私のブログの10分の1以下の閲覧数なんだけどね・・・あ、今回少し増えつつあるみたい)。
 ホームページを扱っているのは教頭なので、どっちみち管理職の目は通るのだが、今回に関しては自ら「お伺い」を立てに行った。特に問題はないと言う。後は管理職の責任。「平」は気楽でいい。
 というわけで、今日付けの「学年だより№44」は、塩釜高校のホームページから読むことが出来る。もしかするとこれは記念すべきことなのではないか?私が直接受け持っていた生徒以外は、「月曜プリント」の本物(手書きのやつ)を見たことある人いないだろうから・・・。なんだか、いろいろな人に気を遣いながら書いているため、逆に自分自身としてはしっくりこなかったりもするが、私的文書ではないので仕方がない。
 このブログの読者で、初めて「本物」を見る方は、あまりにも幼い字に失笑するかも知れないが、それが現実なのだから仕方がない。懐かしく思ってくれる人もいるかも知れない。恥を忍んでお知らせしておく。
(諸般の事情で、塩釜高校のホームページは自分で探して下さい。)

参考記事:私の「学年だより」について → こちら
手書きであることについて → こちら

補)今、これを書いてから、塩釜高校のHPに本当にアップされているかどうか確かめたところ、確かにあるのだが、「裏面」にひとつ間違いを発見してしまった。常識的に分かる間違いだが、高村光太郎の生年は「1983年」ではなく、「1883年」です。くそっ、毎回1~2箇所、必ず間違いが見つかる。なかなかゼロに出来ない。ごめんなさい。