(9月30日付け「学年だより№63」より①)
明日、10月1日は旧暦8月(葉月)15日、いわゆる「十五夜」だ。もっとも、満月はあさって。旧暦は太陰暦で、月の満ち欠けを基準に作られているわけだから、毎月15日が満月というのが原則だ。ところが、月の満ち欠けが29.5日という中途半端な周期であることから、時々このようなずれが生じる。それでも、明日の月は十分「満月」に見えるだろう。「中秋の名月」を見ながらお月見が出来るといい。
さて、学校は今日からが後期。今年は、実質的に年度が6月に始まったから、「半分が終わった」という実感が持てないのは当然だが、現実としてはそうなのである。
〈今後の予定〉・・・次の考査までを確認しておこう。
(ブログでは省略)
行事がたったこれだけなのは、今年度から体育祭が春秋分割で、秋は1日だけの開催になっていた上、芸術鑑賞会と創立10周年記念式典が中止になったからである。行事がないおかげで、落ち着いて淡々と勉学に専念できるいい秋になりそうだ、と言っていいのかどうか・・・?スケジュールが単調だと、各自の主体性や問題意識が問われてくる。自分の内側を見つめながら頑張ろう。
裏面:9月21日付け毎日新聞「『平等』『多様性』若者に響く 大坂選手の人種差別抗議」を貼り付け。
平居コメント:大坂選手によるアピールについては、前々回(№61)裏面でも少し触れた。この記事で為末さんも言っているとおり、日本では芸能人やスポーツ選手が社会問題、特に政治について発言することが非常に少ない。一方、欧米諸国を始め、海外ではよく聞く話だ。
社会的な影響力を持つ人が意見をはっきり述べることは大切だと思うが、なぜ日本では出来なくて、外国では出来るのだろう?私は、社会の構造や国民性を反映する根の深い問題だと思う。為末さんは「ファンが政治的な発言を望んでいない」と言うが、では、なぜそうなのか?更に掘り下げて考える必要があるだろう。