恭賀新禧 2021年元旦

 お元気で、よい新年をお迎えのことと存じます。

 おかげさまで、我が家も一同元気に過ごしております。高校生になった娘は野球部のマネージャーとなり、結局、相も変わらず、私以外の家族はみんな野球狂い。その脳天気がうらやましい。

 さて、世間一般と同様、私にとっても「コロナ」に振り回された1年でした。無事進級して2学年主任ですが、修学旅行も中止を余儀なくされ、その他何から何まで「異例」と「朝令暮改」の日々・・・。

 近年、人間そのものが変調を来しているのに、感染症対策だけが上手くいくわけはありません。表情が見えない「疎」の人間関係が続いた時に、若者の人間観・社会観は健全に形成されるのか?私は、病気よりもそのことを心配しています。

 何につけてもオンライン。スマホガラケーも持たない天の邪鬼な私は、声高にそう言われれば言われるほど、警戒心とオフラインへの回帰願望が強まります。というわけで、住所を知らない知人・友人も増える中、止めようかと思いかけていた年賀状を、今年も(昨年以上に!)差し上げることにしました。 (返信不要です)

 本年もよろしくお願いします。よい1年になりますように。

 

 今年の年賀状(年内投函分)の文面は上の通り。お手紙文化の衰退が哀しいと、例年出していないところにまで出したところ、「やはり」と言うべきか、「あて所に尋ねあたりません」というハンコが押されて、年内に5通も戻って来てしまった。連絡手段の変化なのか、「個人情報」への過剰反応なのか・・・どこに住んでいるかも知らない知人・友人が増えるのは寂しくもあり、怖くもある。

 期待はできないが、何か少しでも希望の見える年になるといい。