迎春 2023年元旦

 まずは、恒例に従って年賀状の文面。

                                        
「お元気で、よい新年をお迎えのことと存じます。
おかげさまで、我が家も一同元気に過ごしております。
塩釜で卒業生を見送った後、石巻工業高校に異動しましたが、予定通り(笑)還暦となり、春に一応の定年を迎えます。これまで縁があった多くの方々に感謝しつつ、残りの3ヶ月を油断なく務めなければと、気を引き締めているところです。娘も大学生となって家を出る(はず)など、変化の大きい年になりそうです。
2022年は、衝撃の戦争年となりました。環境(温暖化)問題によって、人類が生存を維持できるかどうかさえ危うい時代に、戦争をするというのは狂気の沙汰です。日本を含む各国で続く軍拡競争も、あらゆる所に見られる脳天気な消費・浪費の生活も、おそらく全てが人間の「業(ごう)」なのでしょう。そんな人間の愚かさに嘆息しつつ、教育に携わる人間として、人間の持つ可能性を信じていなければならない、というのは悩ましいことです。
本年もよろしくお願いします。暴力の連鎖を回避し、少しでも将来に希望が見える年になりますように。」


 私の年賀状の書き方については、以前も、そして最近(→こちら)も書いたので、今更繰り返さない。
 実感であるし、むしろあえて抑制的な文章にしたつもりだが、それでも、新年早々少し暗いなぁ、と思う。
 来年は、もう少し明るく希望のある文章が書けるようになりますように・・・。自分自身においても、社会においても、である。

 ところで、今日は、日帰りで、ようやくコロナによる行動制限が解除となった老母を訪ねた。その際、珍しく愚息と2人で近くの神社に初詣に行った。おみくじを引いた(買った)ら、なんと「大吉」だった。しかし、文面を読んでみると、何もかもが上手くいくと書いてあるわけではなく、これが本当に「大吉」か?と思う。◎は「学業・技芸」、○は「仕事・交渉」、そして「健康・体調」と「恋愛・縁談」は△になっている。まぁ、結局のところ、「運などあてにせず地道に努力せよ」ということなのだろうと思うことにした。