旅行

ビルマ人と東大球場

27日から東京へ行っていた。身内の一人がJICA(独立行政法人・国際協力機構)に務めているのだが、28日にファミリー・デイという職場公開をする、一度子供たちに見せに来ないか?というので行ったのである。今年の夏休みは、部活に加えて、全国高等…

日曜日の小探検・・・瑞巌寺

「探検」というほどの続きがあるわけではない。期待は禁物・・・。 さて、葉山神社の裏参道を西に行くと、やがて舗装された車道に出る。東、つまり瑞巌寺の方に墓地が広がっているので、その墓地の中を下りて、再び踏みきりではない踏切で線路を渡り、瑞巌寺に…

日曜日の小探検・・・葉山神社

7月2日、仙台でも真夏日が予想された日曜日、私は、定期考査が終わり、部活も休みという娘と小さな二人旅に出た。目指すは松島である。 4月以来、毎日、仙石東北ラインで塩釜まで通っている。高城町・塩釜間、東北本線だと松島駅のすぐ南に、仙石線と東北…

大仏鉄道…京都・奈良家族旅(6)

家族で旅行をしていて、特に気になったのは、拝観料・入場料といったものの高さだ。親子4人で入場すると、一か所で大抵2000円前後かかる。今回は行かなかったが、法隆寺なんて、5000円近くにもなるらしい。また、常に期間限定「〇〇特別公開」とか…

石山寺と紫式部…京都・奈良家族旅(5)

補足として、面白かったこと、気になったことを羅列しておく。 * 行きのフェリーの食堂で、宮水の同僚A先生にばったり会った。奥さんと、生まれて1年にもならない子供を連れている。我が家と同じ家族旅行だ。 (平)「どこに行くの?」 (A)「船でのん…

発酵食堂カモシカ…京都・奈良家族旅(4)

京都界隈に、会いたい人が何人かいた。いろいろ考えた結果、2人に連絡を取り、そのうちの片方と酒が飲めた。前々任校・石巻高校の卒業生Sである(→参考記事)。 3年生の時に私が担任だったのだが、卒業後はアメリカの大学に進んだ。本人が、アメリカに行…

平城京・・・京都・奈良家族旅(3)

平城京への遷都1300年を記念して、2010年に大極殿、朱雀門が復元されたことは知っていた。昔作られた宗教的、芸術的に価値ある建物を保存するためにエネルギーを費やすならともかく、すっかり跡形なくなった平城京を復元するなどという作業は、まっ…

祈り…京都・奈良家族旅(2)

昨日、今回の旅行で、私が最も感銘を受けた「美」は唐招提寺であったと書いた。次に印象に残ったのはどこか、と言うと、それは東本願寺と宇治の平等院であった。 京都駅前という地の利もあって、東本願寺は中学時代以降、何度となく訪ねている。3年前に京都…

唐招提寺!…京都・奈良家族旅(1)

予告通り、年末、1週間ばかり京都・奈良へ行っていた。必ずしも予告通りでなかったのは、娘と二人ではなく、家族全員で行っていたことである。およその動きは次の通り(・・・は徒歩。時刻は時刻表ではなく、遅延早着を含む実際の時刻)。12月24日:仙台港…

大井川鉄道(2)

大井川鉄道の印象については、昨日の記事に尽きるのだけれど、風景以外についてはほとんど書いていないので、冗長にはなるだろうが、情報的なことを少し書いておくことにする。昨日は総論、今日は各論といったところだ。 さて、私は次のように動いた。金谷1…

大井川鉄道(1)

日曜日から3日間、旅に出ていた。月・火に卒業生が何人も働いている会社を訪ねるという出張だったので、例によって早めに家を出て、寄り道をさせてもらった。 日曜日、石巻5:25の初電に乗り、目指したのは大井川鉄道である。静岡県を走る一小私鉄なのだ…

我が家のジオ・ツアー

今日は、子供たちに野球の練習がない極めてまれな日曜日であった。そこで、私はもともと、3名の専攻科生と一緒に、仙台港で自動車運搬船の見学をさせていただくことになっていたのだが、やむを得ず生徒だけで行かせることにし、子供たちをどこかに連れて行…

手の届かないものに対する憧れ

なにしろ、6Kだけを見るために行ったわけではない。特に、リクルートスタイルの学生達は、むしろ、やがて自分たちの職場になるかも知れない船内の方が身近な関心事であるはずなので、わずか15分くらいしか立ち止まることはできなかったが、パイロットの…

宇宙飛行士以上の存在

1時間半ほどかけてのんびり総持寺見物をすると、いよいよ本命、日本海洋事業(日海事)へ向かった。集合場所は、京浜急行電鉄本線の追浜(おっぱま)駅である。 前回(→こちら)書いたとおり、日海事はJAMSTEC(独立行政法人・海洋研究開発機構)の…

大本山・総持寺

鶴見駅に戻ると、曹洞宗の大本山・総持寺(そうじじ)に行った。参道の入り口まで、歩いて10分くらいである。 以前書いたことがあるかも知れないが、私は、とある事情で、大学時代に3年あまり(1981〜1984年)曹洞宗の寺院に寄宿、と言うより、居…

JR鶴見線・・・「浅野帝国」を行く

年度末の1日、神奈川に行った。先日予告してあったとおり、日本海洋事業(株)で「しんかい6500」を見せてもらえることになったからである。前日に神奈川入りし、当日の午前中はフリーだった。何をしようか考えて、例のごとく未乗区間である「JR鶴見…

峠の湯・追分温泉

甚だタイトな二日間だった。日頃、できる限り車を使わないように心がけている私が、本当にやむを得ず車に頼り、250キロ以上も走った。いつもの1ヶ月分に近い。 昨日は、修業式が終わるとすぐに学校を出て仙台に行き、「船員教育機関と内航海運業者との意…

札沼線で雪景色見物

1日おいて北海道の続き。 北海道に行ったのは、調べてみれば15年ぶりである。とても意外だ。数年ぶりといった感じだ。真夏以外の北海道を訪ねたのは初めてである。爆弾低気圧に当たったら嫌だなぁ、と思っていたが、むしろ気味悪いくらい暖かい、異様な北…

えりものおじさん

先週金曜日の夜から、北海道に行っていた。今日まで4日間の旅行、と見えるが、3泊2日。金曜日、仕事が終わってから車で仙台港に行き、19時40分発のフェリーに乗り、翌朝11時に苫小牧に着いて、バスで札幌に着いたのが午後2時。日曜は、午後4時の…

検証・仙石東北ライン(1)

先週末、3日間続けて仙台を往復して、一つのことが気になった。それは、仙石東北ラインの利便性の問題である。仙石東北ラインの開通から半年が経ったところで、少しその善し悪しを検証しておこうと思う。 一応確認しておくと、JR東日本に、仙台(あおば通…

他人事ではないネパール

ネパールへは、ごく短期間ながら2回行ったことがある。一度目は1983年、平野部の一番東端から入国してカトマンドゥ〜ポカラと訪ねてルンビニーに寄り、インドのゴーラクプルに抜けた。これで8日間。2度目は1997年、チベットからコダリの国境を越…

日本人戦犯の「無念」に・・・

27日の午前は、シンガポールとマレー半島の接点を見てみたかったのと、マレーシアに一度入国してみたかったのとで、ジョホール・バルに行った。シンガポールからマレーシアに行くとは言っても、バスで30分である。一応、ちゃんとした陸路の国境で、巨大…

薄暗く濁った「仲秋の月」

最初に書いたが、私が今回訪ねたのは、まぁ在野の「郷土史家」といった感じの人である。シンガポールにある某中国人学校の歴史を調べていてこの方の存在を知り、彼の著書を出しているシンガポールの出版社経由で連絡を取ってから、メールで多少のやり取りを…

恒産ある者にしか恒心はない・・・か?

シンガポールを訪ねたのは、12年ぶり2度目である。 実は、成田を1時間遅く出る飛行機の切符を買うと、旅費を1万円安く抑えることが出来た。ケチな私がそれをしなかったのは、到着が0時を過ぎると、都心への移動手段がタクシーしかなくなり、しかも、シ…

夜になり、朝が来る

先週の土曜日、仙台14:15発の飛行機で成田に向かった。やや雲はあるが、天気はまずまずだ。私は、だいたい2時間を基準として、それ以下なら窓際、それ以上なら通路側の席を取ることにしている。もちろん、トイレに行く必要性が生じる可能性によって変…

新寺小路のお寺

私が宮水に来る前勤務していた仙台一高の住所は、元茶畑であるが、おそらく元茶畑という住所にあるのは仙台一高だけである。そのため、住所によって一高の場所を説明するのは難しい。そこで、一高の北を東西に走る道路の名前を借り、「連坊小路にある」と説…

展示した「私的研究本」

そう言えば、先月の10日に、カンケイマルラボで開かれる「私的研究本」の展示会について書いた(→こちら)。その企画は、6月5日に始まり、今週の日曜日、14日に終了した。商品ではなく、そのコーナーだけをわざわざ見に来る人もいたと言って、店主が驚…

仙石東北ラインのハイブリッド車

県総体の登山隊ご一行様は、9:30に仙台駅東口集合だった。我が家からは、JR石巻駅よりも高速バスの停留所(中央3丁目)の方が近い。買い置きのバス回数券もたくさんある。それでも、時刻表を見ていて、8:11石巻発9:18仙台着といういい時間の…

嗚呼、パルミラ!

1週間ほど前、IS(イスラム国)がパルミラ(世界遺産)に迫っている、というニュースを新聞で目にしてから、その後どうなったかなぁ、と気になっていた。そうしたところ、今日、ネットやテレビで、ISがパルミラを制圧したニュースが一斉に流れた。 パル…

美しき明治村

【明治村】 旅行の実質的な最終日は、「明治村」を訪ねた。中学校時代のことだったと思う。母が買っていた『暮らしの手帖』という雑誌で、明治村の特集記事を読み、明治村に保存された建築物の美しさに魅力を感じると同時に、「本来は国がやるべきことを名鉄…