自然

植松氏へのエール

抱えていた論文を1本出して、一息ついているということは、半月ほど前に書いた。その後も、のんびりと、懸案だった本を読んだり、改めて聴いてみたいと思った音楽を聴いたりしている。ただし、PCの調子があまりにも悪いので、ここに字を書くことがひどく…

自転車で都響!

昨日は、久しぶりで雪が積もった。5㎝くらい。今日、牧山に走りに行くのは厳しいかな、と思ったが、晴れているし、あまりぬかるむ道でもないので行くことにした。珍しく、息子が一緒に行くと言う。今日はスケジュールいっぱいで忙しいので、初めて、家を8…

津波注意報とJR

トンガで大規模な海底火山の噴火があった。現地の人たちが無事かどうか、という心配とは全く別に、単なる自然現象としてだけ見ると、非常に面白いイベントであった。人工衛星から撮ったという噴火の瞬間、衝撃波が同心円状に広がってゆく。この影響による気…

日和山の鳥居

今週の日曜日、例によって牧山に走りに行き、例によって帰りに日和山に寄り道したら、いつになく多くの人が、神社の方からぞろぞろと歩いてくる。はっぴを着た人も多い。何があったのかな?と思って見ると、鳥居の落成式が行われたらしい。ちょうど式が終わ…

環境についての正直な議論

先週の金曜日、「文春オンライン」にアップされたトヨタ自動車社長・豊田章男氏のインタビュー記事を、とても興味深く読んだ。 氏はそこで、トヨタが生産する全車をEV(電気自動車)化しない理由を語っている。それは次の3点だ。1)EVに必要な蓄電池を…

次世代の危機感

(11月30日「学年主任だより№27」より)*なんだか過去の記事との重複部分が多すぎて、ここに公表するのが申し訳ないような内容なのだが、一応何かのために載せておこう。 もはや先々々週となる13日(土)、COP26(国連気候変動枠組み条約第2…

環境問題の議論をするために

先々週の土曜日、COP26が閉会した。本来は金曜日閉会の予定であったが、石炭火力発電所をどうするかなどの文言調整が難航した結果、1日延長となった。世界120ヶ国から非常に高い地位にある人を含めて、25000人以上が集まった巨大会議である。…

愛かお金か?

(10月27日「学年主任だより№23」より①) 日曜日の朝、一番に起きた息子が庭を見て「猫かな」と言う。珍しくもなんともない。ただ、その声に誘われて起き出し、庭を見ると、その瞬間、ウッドデッキのところから耳だけ見えていた動物が勢いよく飛び出し…

魯迅生誕140年など

(10月7日付け「学年主任だより№20」より①)*冒頭は9月30日記事の姉妹編となる。なんだか話が少し違うぞ、というのは、「学年主任だより」は紙面の大きさによる厳しい字数の制約があって、いちいち説明が必要な書き方はできないからである。 「食」…

改革ではなく革命を

水曜日の河北新報に、「命脅かす気候危機」という巨大な見出しの記事が出た。1面の3分の2にも及ぶ大きな記事である。それによれば、9月6日に、世界の220を超える医学や看護学の専門誌が、温暖化とその影響についての共同論説記事を掲載したらしい。…

偉大なる土の力

実家に小さな畑があって、体の不自由な母の代わりに、Sさんという父の元同僚が野菜を植えてくれているという話は、多分書いたことがある。そのSさんを真似て、石巻の我が家でも2坪に満たないような小さな畑を作り、気が向いた時に何かを植えている。 今年…

富士山の「初冠雪」

言葉というのは定義しないと意味をなさないが、その定義というのは常に難しいものである。それにしても、富士山の初冠雪が「取消」になるとは・・・。 このブログ、いや、9月15日付け「学年主任だより」の中でも触れたが、今月7日に、昨年より3週間早く…

戦争の教訓と温暖化

今日は終戦記念日。日頃から、戦争こそが学ぶべき教訓の宝庫だと言っている私にとって、非常に重要な意味を持つ日である。 しかし、最近よく思うのは、戦争の教訓を戦争だけの教訓にしてしまったのではよくない、ということだ。そこにどのような人間の性質が…

身の毛のよだつ話

北海道で消化したスケジュールは次のとおりであった。(==は交通機関、--は友人の車、・・・は徒歩) 7月22日:仙台港19:40=(太平洋フェリー)7月23日:=11:00苫小牧港・・・苫小牧駅13:26=(室蘭本線・普通)=14:03追分1…

過剰なる熱中症対策

日曜日に梅雨明けした宮城県は、その後すっかり夏らしくなり、気温も上がった。いつ明けたのか分からないような梅雨よりもメリハリがあっていいなあ、やはり夏は夏らしくなければ・・・などと思っているのだが、なんだか困ったことが起こってきた。「困った…

青いアジサイ、ピンクのアジサイ

(7月14日「学年だより№14」より①)*旧「学年だより」から通算で第100号となります。 週間予報によれば、宮城県は今後晴れが続く。今週末からは気温も30℃を超えるとあって、なんだか梅雨が明けそうな勢いだ。通学時のことを考えると雨は嫌なもの…

憧れの塩高生

ブログの読者の方には、同じようなネタの記事が続いて申し訳ありません。 (2月24日付け「学年だより№82」より①) 塩釜神社の「河津桜」のつぼみの膨らみを毎朝観察しながら、そろそろかな?と思っていたら、22日の朝日新聞に出た。何が?河津桜満開…

カモシカとの遭遇

本当は、昨日から今日にかけて山小屋(仙台一高井戸沢小屋)に行っているはずであった。仙台一高山の会(山岳部OB会)の山小屋ツアーに、早くから参加の意志を表明し、例によって「伯楽星」も入手、楽しみにしていたのである。 ところが、数日前になって気…

牡鹿半島の牡蠣

そう言えば、書こうと思いながら忘れていたのだが、先週の土曜日、朝から牡鹿半島の狐崎という浜に行った。ここの某氏の所から、毎年お歳暮の牡蠣を全国10軒ほどに送っているのである。お金の支払いに行けるタイミングが、この日しかなかった。 牡蠣の産地…

「数独」はシミュレーション?

さほど忙しくもない週末、「Marine Traffic」での船見物もいいが、頭の体操に「数独」に取り組むことが時々ある。我が家にある2~4種類の新聞には、あちらこちらに数独の問題が載っている。レベルもいろいろだ。私は五つ星の最難問に挑戦することは、あま…

季節は巡る・・・白鳥・菊・モミジ

この数日、毎日本当に気持ちのいい秋晴れが続いている。朝の塩釜神社歩きも快適だ。 今朝、塩釜神社の別宮の横を歩いていると、壊れたラッパのようなけたたましい声が聞こえた。私は動物の鳴き声に詳しいわけではない。それでも、その声が白鳥のものであるこ…

スズメバチと熊

毎週末、土日のうちのどちらか片方、牧山に走りに行くことにしている(→始めた頃の記事)。大門崎という所から頂上(零羊崎神社)まで、幅の広いなだらかな尾根道が続く。未舗装、車両進入禁止で、本当に快適な山路だ。 先週は日曜日に行った。今週は昨日、…

ネオワイズ彗星と高温のシベリア

(2020年7月22日付け「学年だより№55」より①) 本当なら既に夏休みに入っている。相変わらず梅雨空はうっとうしいが、そのおかげもあって真夏の暑さになっていないのは助かる。暑くないから、「本当だったら既に夏休みなのに」と恨み言を言うことも…

第2の命の始まり

(7月16日付け「学年だより№54」より①) 相変わらずの梅雨空(いつかは必ず晴れる!)。西日本では強雨が続き、被害が大きくなっている。人間の生活に対するダメージはもちろん大問題なのだが、岐阜県瑞浪市の神社で地盤が緩み、御神木が倒れたというニ…

金閣焼失70年

(2020年7月9日付け「学年だより№53」より①) いかにも梅雨らしい天気が続いている。もっとも「梅雨らしい」などと呑気なことを言っていられるのは幸せなことで、九州はたいへんなことになっている。しかも、今やそれが年中行事。昨年もまったく同じ…

東京で感染者が増える理由

今朝は最近になくいい天気。このブログでも、最近「船」に言及することがなかったが、今日は久しぶりで我が家の沖に少し珍しい船が泊まっていた。見るからに水産高校の練習船。双眼鏡を出してきてファンネルマーク(煙突のマーク)を見れば岩手県の練習船「…

太陽に手を合わせる

(6月23日付け「学年だより№51」より①) 今日は沖縄戦の終結記念日。沖縄戦とは何か?なぜあれほど悲惨なことが起こったのか?そこにはどのような人間の性質が表れているのか?・・・戦争の歴史を学ぶことは、常に豊かな教訓を私たちに与えてくれる。 …

ゴミ箱は昇降口

今日は登校日だった。とは言え、奇数クラスのみで、しかも、午前が出席番号奇数、午後が偶数という超変則形。昨日は一斉に教室の消毒で、今日も、午前と午後の間に消毒。アルコールが手に入らないのか、次亜塩素酸の希釈液を使うので、椅子や机の塗料が剥げ…

命の哀しさ

今朝6時過ぎ、新聞を取りに外に出たら、やかましいほどのヒバリの鳴き声が聞こえた。もしかすると、ヒバリは毎日同じように鳴いていたが、私が意識しなかっただけかも知れない。ともかく、ああ、元気にしているヒバリがいたんだ!と嬉しくなった。 かつて幾…

久しぶりの牧山、または潔癖を恐れる

皮肉なもので、みだりに出歩いてはならないと言われたゴールデンウィークは天候に恵まれた。昨夜から今朝にかけて、やや強い雨が降り、今日は一日曇っていたが、それ以外はいかにも春らしい好天だった。 昨日も気持ちよく晴れ上がり、我が家の居間から見る新…