文明

東京で感染者が増える理由

今朝は最近になくいい天気。このブログでも、最近「船」に言及することがなかったが、今日は久しぶりで我が家の沖に少し珍しい船が泊まっていた。見るからに水産高校の練習船。双眼鏡を出してきてファンネルマーク(煙突のマーク)を見れば岩手県の練習船「…

産業構造転換のチャンス

学校が始まって1週間が過ぎた。始業時刻を1時間遅らせ、40分×6コマという変則形ではあるが、5月末の駆け込み通知で「クラスを2分割」はせずに済み、全員マスクという以外には違和感のない新学期になっている。出席率も上々。生徒たちは、何事もなかっ…

「匿名」は卑怯だ

女子プロレスラーの木村花さんが死んだ。自殺だったようだ。出演していたテレビ番組での言動に対し、SNS上でかなり激しい批判を受けていたらしい。 ネットの世界での口汚い誹謗中傷によって人が傷つく。あぁ、またか、と思う。同時に、そういうことを可能…

初オンライン会議

昨日の午後は、教職員組合の教文委員会というのに参加した。なんと、「オンライン」である。もともと、楽と便利=文明に対する不信感並々ならぬものがある上、新型肺炎問題が浮上してから、何かにつけて「オンライン」と言われるのが気にくわない。「オンラ…

使いこなせるようになるまい

1週間サボっていた。理由は特にない。気分の問題である。 思えば、はるか10年以上前に、当時の生徒の強い勧めによってこのブログを開設した当初は、学級通信を公開することだけを目的とし、その学級通信も、全然違う話題が幾つか盛り込まれているものだか…

ようやく飛行機利用が問題に・・・

昨晩の天気予報で、今日の仙台の予想最高気温は30度(真夏日)だが、湿度が40%台の前半まで下がる、と報じられていた。残念ながら、朝起きてみると湿度が下がったような気は全然しない。何より、我が家から見える太平洋が、ボーッと白っぽくかすんでい…

おめでとうKUROSHIO

宮城県は今日梅雨入り。平年より5日早いらしいが、もっともっと早く感じるのは、その前が好天続きでありすぎたからかも知れない。 6月3日に、仙台管区気象台が、5月の東北地方の日照時間が1946年以降で最長になった、と発表した(河北新報)。それに…

原発反対より節電・・・今朝の河北新報記事

3月16日、前日の県議会での議論を受けて、河北新報に投稿をした。前日の議会を受けての投稿なので、載せてくれるとしたらすぐだろう、すぐに載らないとしたらその後も載ることはないだろう、と思っていた。数日経っても音沙汰がないので、ボツになったと…

Team KUROSHIOの軌跡・・・ラボ第17回

「平居家花見」に先立つ昨晩は、ラボ・トーク・セッション第17回であった(→前回の記事)。今回の話者は、民間企業から初の登場で、ラボ史上最年少、ヤマハ発動機社員の進藤祐太氏(32歳)であった。演題は「Team KUROSHIO(チーム黒潮)の軌跡 ~水深4…

節電が先だ

一昨日、我が家の水仙が開花し、昨日は梅が咲いた。季節と関係あるのかどうか分からないけれど、今朝は、珍しくも、庭をシジュウカラが歩いていた。ウグイスは元気よく鳴いている。今月初め頃のぎくしゃくした鳴き声と違って、すっかり鳴き慣れた感じだ。 そ…

プラネタリー・バウンダリー

朝から海がクリアーでない。再び湿度が80%を超えたな、と思う。7時に近くの空き地に行く。昨晩が町内会の盆踊りだったので、後片付けに行ったのだ。盆踊りも寒かった。私は長袖のカッターシャツの上に、登山用レインウェアの上を羽織り、バーベキューコ…

バスのミステリー・ツアーまたは温暖化

今年もまた「記録的な」大雨だ。昨年よりも更にバージョンアップした感じがする。実際、今年の死者・行方不明者は150人にもなろうかという勢いだ。 私は極端なる環境主義者、温暖化に関する悲観主義者なのであるが、多少気温が高くても、すわ「温暖化だ!…

自動車に表れた“文明”の葛藤・・・ラボ第12回

今日は第12回目の「ラボ・トーク・セッション」であった。前回、「カンケイマルラボでの開会は今回が最後。次回は(バージョンアップを目指して?)場所を変えてリニューアル。お楽しみに。」 と書いたとおり、今回は大モデルチェンジとなった。 まず、主…

名古屋城のエレベーター

今年の4月末だったか、しばらくの間、名古屋城の天守閣には上れなくなるらしい、という話を耳にした。なんでも鉄筋コンクリート造りの今の天守閣を壊し、木造のオリジナルな天守閣の復元をするのだという。コンクリート造りの天守閣は無粋である。オリジナ…

日本丸とスマホの衰退(?)

昨夜の雷雨から一転、今日は朝からいい天気だった。起きてリビングから外を見ると、何とびっくり、沖に帆船が停泊している。海王丸か日本丸か知らないが、おそらくそれら海技教育機構の練習船に違いない。だが、恒例の港湾感謝祭の時期でもあるまいし、石巻…

加害者は誰だ?

南極のお話は一度中断。 TOKIOメンバーによる強制わいせつ事件、財務事務次官のセクハラ事件で、被害者を非難する人がいるらしい。それを「ハニトラ説」と言うというのを、私は今日の毎日新聞で知った。「ハニトラ」とは「ハニー・トラップ」、つまり、…

月面の懐中電灯・・・晝間輝夫氏を悼む

今朝、新聞を開いたら、晝間輝夫氏の訃報が目に入った。どうも最近は訃報に触れることが多い。いや、触れたくなるような訃報が多い。 先日のエル・システマと同じく、知る人ぞ知る超有名企業「浜松ホトニクス」の創業者である。朝日新聞は1段全てに近い大き…

オリンピックの記録雑感(1)

ピョンチャンオリンピックが終わって、早いもので2週間あまりになる。テレビの番組がオリンピックで埋め尽くされている状態から解放されるか、と思っていたら、今度は3月11日へ向けて、震災関連の番組ばかりやっている。日本人ってほんとに暇だな、と思…

新聞泣かせのオリンピック

オリンピックの閉幕まで1週間を切った。驚くのは、競技開始時刻の遅さだ。夜9時を過ぎてから始まる種目が相当数ある。スキージャンプ男子NHだったかは、悪天候による中断もあって、確か日付が変わるまで終わらなかった。 言うまでもなく、ヨーロッパでテ…

偉大なり、人間!・・・ベートーヴェンとカッシーニ

3連休の初日は仕事でつぶれたが、あとの2日は比較的のんびり過ごすことが出来た。今日は朝起きたら天気予報どおりの雪。仙台では20㎝近く積もったらしいが、さすがは石巻、7〜8㎝といったところだった。最高気温が−0.9℃で真冬日だったというが、あ…

やっぱり無理、バイオマス発電所

昨晩は、「(仮称)石巻港バイオマス発電事業 環境影響評価方法書の説明会」というのに出席していた。12月12日の新聞に折り込みで入っていたB4版の広告を見て知ったのである。主催者は株式会社レノバ バイオマス事業部だ。なにしろ、日本製紙がよく分…

そうだ、この人がいた!

たびたびであるが温暖化の話。 11月11日付け河北新報に「『化石賞』日本がダブル受賞」という記事が出た。小さなものである。それによれば、世界の環境保護団体で組織する「気候変動ネットワーク」は、地球温暖化対策を妨げている国を意味する「化石賞」…

「文明の崖」を流行語大賞に!

11月5日の河北新報で、「米『進む温暖化 人類原因』」という記事を見付けた。3日に、全米気象報告書なるものが公表され、そこには「地球温暖化は進行しており、人類の活動以外の原因は見当たらない」と書かれているのだという。これはアメリカの海洋大気…

やっぱり I T 大嫌い!

NIEの研究大会について「気が向いたら明日」などと書きつつ、3日経った。気が向かなかったというよりは、時間が取れなかったのである。今日書くのも、大会についてというものではないかも知れない。 公開授業は、現代文であった。わずか11名(12名だ…

インスタ映えする?

私は今年、2学年の副担任である。おかげで、12月に修学旅行に付いて行くことになった。担任ではないということもあるし、比較的常識ある生徒がそろっているので、特に気が重いということもない。目的地は定番、奈良、京都、大阪。 その関係で、夏休み後、…

あと14年で「致死量」

10月30日に、世界気象機関(WMO)が2016年度の地球大気中の二酸化炭素平均濃度を発表したことをきっかけとして、温暖化問題に関する新聞記事をいくつか目にした。いずれも問題の深刻さに比べると小さな記事である。 WMOによれば、それは403…

石炭火力発電所をなくすために

先週の水曜日、某所で多賀城市在住の知人に会って近況を述べ合ったりしていたところ、仙台・石炭火力発電所(仙台パワーステーション=仙台PS)の運転差し止め訴訟の原告団の一人として、仙台地方裁判所に行ってきた、と言う。仙台港付近には、現在112,…

おしょろ丸(3)

ところで、事前に詳細な日課表が届き、当日、受け付けでは結構大量のテキスト類が配られたりしたものの、どこを見ても、船がどこに行くのかということが書いていない。岸壁を離れ、いよいよ講義本番が始まるという直前に、私は思いあまって、通路にいた航海…

まだまだ序章・・・今年も異常気象

先週土曜日の朝日新聞第1面で、「温暖化・・・航空機ダイエット?」という記事が目に止まった。 読んで驚いた。温暖化がこのまま進み、今世紀末までに産業革命前と比べて4〜8℃気温が上昇した場合、空気が薄くなって揚力が低下するため、航空機の1〜3割に重…

温暖化・・・あえて再掲する

福岡・大分の大雨のニュースをテレビで見ながら、ああまたか、と思う。一見極端な自然災害は、この数年、毎年毎年繰り返される年中行事だ。全体として、人間はその間に何に気が付いたわけでも、実質的な何かの努力をしたわけでもない。欲望を垂れ流していた…