温泉卵で童心に返る

新人大会は3日間、とは言っても、須金岳登山は1日で完了するので、1日目と3日目は何をしているのか、ということになる。もちろん、1日目は午後だけ、3日目は午前だけしか使えないので、まとまった山歩きはできない。その上、何しろ「大会」であるから…

遂に登場!AED

この3日間、高校登山の新人大会に行っていた。諸般の事情で、例年より1週間遅れの開催となったことで、土曜日に仙台で行われた、ショスタコーヴィチ交響曲第7番の演奏(仙台ニューフィル)を聴く貴重な機会を逃したのは残念だったが、快晴の3日間、よい…

久しぶりの蔵王

3連休初日は、宮水のオーシャンキャンパスで学校。宮水(私が勤務する宮城県水産高校)では学校で行う9月のオープンキャンパスに対して、海の日にちなんだ7月の学校開放行事をオーシャンキャンパスと称し、宮城丸の体験航海を始め、海で行うことにしてい…

自分と息子は別・・・岩登りで冷や汗をかく

先週の金曜日、出掛けウィークだ、という話を書いた。金曜日はNIE(Newspaper in education)推進委員会の総会・研修会で河北新報社に行き、土曜日は私用、夫婦で県民会館まで歌舞伎を見に行った。ほとんど毎年恒例の「松竹大歌舞伎」というやつである。 …

実用性と芸術性・・・地形図考(2)

しかし、堀淳一氏は次のように言う。 「地図は単に実用的なものであるだけでなく、その国民の文化的センスを総合的に、かつ端的に反映するもので、地図の芸術的な美しさ、あるいは美しくなさはその現れである。この意味で、最近の日本の地形図製作においてそ…

実用性と芸術性・・・地形図考(1)

今回、船形山に行くに当たって、久しぶりで2万5千分の1地形図(以下、2.5万図と略)を買った。市街地と違って、情報更新がさほど必要な場所でもないが、今まで使っていた平成14年12月発行のものが、だいぶくたびれてきたからである。図らずも、今…

船形スキー場

この3日間、県総体で山へ行っていた。船形山(1500m)である。高体連の山の大会というのは、北蔵王、南蔵王、船形山という3年サイクルのローテーションになっていて、今年は南蔵王(屏風岳〜刈田岳)の順番であった。ところが、昨年秋から、蔵王で火…

明るい春の面白山

何もする気にならない、と、神戸遠征もドタキャンしたのに、先週末は、前任校の山岳部引率で面白山(1264.4m)に行っていた。以前書いたとおり(→こちら)、古巣に変な口を挟んでいるような形になるのは嫌だなぁ、と思う。だが、その時にも、「私が行…

蔵王の火山活動・余波

のんびりした3連休を過ごした。と言うのも、本来であれば、昨日今日は、前任校の山岳部生徒を引率して、蔵王山刈田峠から約1キロの井戸沢小屋という所まで行く予定であったが、それが中止になったからである。平地でも風が強く、仙台でも少し雪が積もった…

昔に少し戻った登山大会

金曜日から3日間、登山の新人大会というのに行っていた。場所は大東岳(1356m)とその周辺である。麓には二口(ふたくち)温泉という温泉がある。いや、「あった」と書かなければならない。そこにあった唯一の宿である「磐司山荘(ばんじさんそう)」…

宮城蔵王の歴史考

昨日の続きみたいな話。 Eさんの所で蔵王の古道の話を伺っていると、Eさんは、古道の場所を特定するための資料だとおっしゃって、古い蔵王の地形図のコピーを出してきてくれた。黒1色刷の5万分の1地形図で、もちろん、まだエコーラインは開通していない…

蔵王の古道復元

3連休後半の2日間、蔵王へ行っていた。前任校の「山小屋ホームルーム」という行事(山岳部主催の一般生徒向け山小屋体験宿泊会)があり、依頼を受けて、というよりは、「3年生が卒業前の最後の機会に平居先生に会いたがっているよ」と言われ、では3年生…

恐くて、楽しい沢登り・・・マスコミの問題も含めて

昨日は、前任校の山岳部の「沢基礎訓練」というのに付き添って、大行沢(おおなめさわ)という所に行った。特に今年は気温が低めなので、9月に入ってから沢に行くのは嫌だなぁ、と思っていたところ、仙台でも久々に真夏日となることが予報された絶好の「沢…

「立場」は難しい

昨日の午後から、前任校の山岳部引率で山に行っていた。もともと、天気が悪いことは分かっていたが、山麓のキャンプ場に到着早々、しとしとと雨が降り始め、夜中は土砂降り、未明に今日の山行中止を決め、9時過ぎには帰路についた。テントを撤収して、帰り…

雨のブナ林

3日間、例によって(昨年の話は→こちら)、県総体登山競技の役員として、山に行っていた。もちろん、雨だった。一昨日(大会初日)の夕方から土砂降りとなり、昨日も、朝起きると相変わらずの土砂降り。午後から、今日私たちが山を離れるまでは、いかにも「…

オトシブミ

今年度初めて、前任校の山岳部引率で山へ行った。面白くも何ともない「面白山」(1264m)である。私が顧問をしていた時は、毎年新入部員が入るか入らないかギリギリの線で、存続の危ぶまれる気息奄々の山岳部だったが、共学化のおかげでか、新顧問の人…

紙の地図がなくなる!?

昨日から今日にかけて、他校の山岳部の生徒を引率して、蔵王に行っていた。 昨日は、澄川スキー場から刈田岳を目指したが、悪天候のため、頂上を目の前にして撤退した。1〜2月の蔵王というのは、月のうち25日くらい吹雪いていて、私も生徒を引率して頂上…

硯上山の避難小屋

10月に入ってからの異様な蒸し暑さも一段落し、素晴らしい秋晴れの今日、我が家は珍しく全員が揃って特別な用事もないという1日であった。二階のベランダに布団を干すと、「山へ行くぞ」と掛け声をかけて、硯上山(けんじょうさん、520m)を目指した…

鬼首と須金岳

3日間、山へ行っていた。例によって、登山の新人大会というのにお呼びがかかったのである。場所は、大会での使用が初めてとなる鬼首(おにこうべ)である。高体連登山専門部の新人大会は、従来、栗駒山、大東岳、南蔵王の3コースをローテーションしていた…

強烈な個性の魅力・・・仙台一高応援団幹部の面々

間もなく、台風が頭上を通過するらしい。我が家から見える海は、のたうち回るような大荒れだ。あと半日遅く来てくれたら、明日の午前中くらいは休校になったかも知れないのに・・・などと、生徒のようなことを考える。 さて、昨日から、前任校(仙台一高)の生…

一流は謙虚、自己満足は美しい

(6月6日付け学級通信より) 6月になった。昔の言い方だと「水無月」である。間もなく梅雨に入ろうかというのに「水が無い月」というのは妙だが、数ある説の中に、「無」という漢字を当てたから誤解を招くのであって、「無」はもともと「の」、つまり「水…

1日だけの「桃源郷」・・・升沢森の学び舎

昨日までの3日間、県の高校総体が行われていた。私は例によって(?)、助っ人を頼まれて、登山競技の会場(升沢〜蛇ヶ岳〜北泉ヶ岳〜泉ヶ岳)に行っていた。 登山大会を支える高体連登山専門部というのは、何とも変な組織である。教員が生徒のすることを「…

三浦雄一郎のエヴェレスト

三浦雄一郎氏のエベレスト登頂が話題になっている。確かに、御年80となれば、世界の最高峰に立つことの困難さと価値とが思われる。だが、ちょっと待てよ、とも思う。 エベレストの頂上に立つことが、なぜ人類の夢であり続けたかと言えば、そこが地球上で最…

深い山に浸る・・・南面白山の森と沢

今日は部活で山登りだった。珍しく、日帰り登山である。5時に家を出て、南面白山に登り、帰宅したのは20時であった。 天気予報では曇り、午後から雨という話だったが、まずまず爽やかないい天気だった。8:30に面白山高原の駅を出発し、11:00に頂…

結果オーライ・・・雪の船形山新歓山行

この2日間、山へ行っていた。船形山(1500メートル)である。 かつて顧問をしていた某高校山岳部に、今年は10名という大量入部があった。あわてて、OB会名簿を見てみると、なんと約40年ぶりの出来事である。しかも、そのうち5名は、史上初の女子…

雑踏の桜よりも、山道の野花

(4月16日付け学級通信より) 名取に住んでいる母親が、めでたく76歳の誕生日を迎えたので、そのお祝いのために、先週末は名取の実家に帰っていた。 仙台市周辺は、石巻よりも3度くらい気温が高いため、既に桜は花を開き、満開に近い所も多かった。で…

目覚めの季節

この2日間、例によって高校生の引率を頼まれ、山に行っていた。高校生に雪上で幕営をする体験をさせたい、という。面白山高原駅から天童高原に登り、そこで幕営をして、2日目に北面白山に登るという計画になった。 今年は、青森県の酸ヶ湯で6メートル近い…

冬=山小屋の魅力は極まる

石巻も大雪である。私は昨日から、某高校山岳部に付き添って蔵王に行っていた。下界がこの状態だから、山はとんでもない悪天候だっただろうと思うだろうが、それほどでもなかった。 昨日は風も弱く、1月としては珍しく、刈田岳の山頂に立つことが出来た。も…

まったりとした時間に身を委ねる

この3日間、登山新人大会(という名の交流会?)の助っ人を頼まれて、大東岳(1366m)へ行っていた。例によって女子隊係である。3日間とも日中はいい天気で、カッパを着ることもなく、予定通りの行動を無事終えることが出来た。 ただし、「猛暑の夏」…

今年の山小屋HR

一高山岳部が「山小屋ホームルーム」を主催するというので、この2日間、付き添いで山に行っていた。なんとびっくり!今年は20名の一般生徒が参加し、そのうち9人が女子という大盛況だった。 昨日は、大六天で車を降り、歩いて刈田岳に登り、昼食。素晴ら…