2020-01-01から1年間の記事一覧

新しい臓器!?

(11月4日付け「学年だより№68」より①) 先月の23日だったか、オランダで人間の鼻とのどの境目あたりに「新しい臓器」が発見されたというニュースが、世界を駆け巡った。不思議なことに新聞報道を見た記憶がないのだが、ネットであれこれ検索してみる…

9ヶ月ぶりの演奏会

今日は仙台のアマチュアオーケストラ、仙台ニューフィルハーモニーのオータムコンサートというのに行った。何とびっくり、コロナ問題の勃発であらゆるコンサートが中止になったため、私が生の音楽を聴きに行ったのは、1月25日の仙台フィル以来なんと9ヶ…

ニコライ・カプースチン

10月4日、新聞のテレビ欄を見ていたら、「クラシック音楽館」の欄に「追悼ニコライ・カプースチン」とあるのが目に止まった。カプースチンってどんな人だろう?「クラシック音楽館」だから、クラシック音楽に関係するのは間違いないが、恥ずかしながら作…

価値を増す修学旅行

(10月27日付け「学年だより№67」より②) 【価値を増す修学旅行】 21日は、今年度初めて(!)学年集会を開けたことが、まず感慨深かった。後で少し後悔したのだが、よくよく考えてみると、今年新たに2学年所属になった先生については、学科が違う…

カシオペア!おしょろ丸?

最近、ちょっとした事情で私的に忙しいので、なかなか更新できずにいた。そんな中、先週の日曜日(17日)は、東北歴史博物館(歴博)に行った。企画展「伝わるかたち伝えるわざ 伝統と変容の日本建築」にちなむ記念講演というのがあったのだ。全部で3回行…

生徒の気持ちが分からないダメ教師

(10月21日付け「学年だより№66」より) *前回のブログ記事の焼き直しのようであるが、主題が違うのでご容赦を。 (冒頭に10月15日付け毎日新聞より「林原健氏の訃報」貼付)。 先週の木曜日、左のような記事を見つけた。こんな人のことは、大人…

林原健氏を悼む

10月15日の新聞で、林原健氏の訃報を見つけた。享年78歳。岡山市にある「林原」という会社の元社長である。「林原」という会社は、私くらいの年齢(50代後半)であれば「カバヤ」と言えば誰でも知っている。いわば「お菓子屋さん」である。粉飾決算…

本当に見たいと思ってくれる人

(10月16日付け「学年だより№65」より②) 【やっぱり、できてよかった文化部活動発表会】 日曜日、これまたあいにくの天気だったが、予定通り開催できた。 関わった生徒も観客も、それぞれ約90人、合計で200人ほどの会になった。なにしろ会場が広…

クラTのドタバタ

(10月16日付け「学年だより№65」より①) この「学年だより」は、今やめったに見ることのない「ファックス原稿用紙」というものにシャープペンで書いているのだが、実は今日から、先週までとは違う会社の製品に変わった。同じB4版、4㎜方眼なのに、…

中曽根・学術会議・携帯電話

文科省が、中曽根康弘元首相の葬儀に当たり、国立大学に何らかの形で弔意を表すようにとの通知を出したらしい。日本学術会議の会員任命問題に引き続き、これまたひどい話である。しかも、中曽根氏の葬儀は政府主催ではなく、内閣と自民党との合同葬だという…

全てが「投票」

(10月8日付け「学年だより№64」より②) (その2) 伝統文化の継承ということに問題意識を持った人は、本当にたくさんいた。ほとんど全員と言ってよいほどだ。だが、それを解決させるための方法が、国による施策(補助金など)かというと、私は少し違…

今の技術、昔の技術

(10月8日付け「学年だより№64」より①) 先週の「十五夜」は本当にいい月を見ることが出来た。10月に入り、塩釜神社では早くも「モミジのドラマ」(→こちら)が始まった。衣替えにもなったし、秋の深まりが感じられる。サンマの記録的不漁(←知ってる…

ますます重い意味を持つ

また、である。月曜日だったか、塩釜市に奇っ怪なメールが届いた。今日、16:33に学校や公共施設を、ピストルや火炎瓶などで(笑)攻撃するとの予告である。昨日の新聞によれば、宮城県内の他の8市にもらしい。前回は、各自治体の判断に従うようにとい…

日本学術会議のこと

日本学術会議が新会員として推薦した105人のうち、6人が首相によって任命を拒否されたことが大きな話題となっている。全て、以前に反政府的な言動があった人たちだという。 はぁ、無知蒙昧なる私は、今回この事件が起きるまで、日本学術会議のメンバーが…

伝統技術の継承という問題

(9月30日付け「学年だより№63」より②) 【感想特集 第2回教養講座】 前回(→こちら)に引き続き、『西本願寺御影堂10年大修復』という番組(後編)を見てもらった。私個人としては、後編より前編の方が作品として優れていると思うのだが、視聴環境…

スポーツ選手の意見表明

(9月30日付け「学年だより№63」より①) 明日、10月1日は旧暦8月(葉月)15日、いわゆる「十五夜」だ。もっとも、満月はあさって。旧暦は太陰暦で、月の満ち欠けを基準に作られているわけだから、毎月15日が満月というのが原則だ。ところが、月…

スポーツ庁「部活動改革について」(2)

スポーツ庁が今回出した指針は、昨日書いたとおり、内容的においても表現においても非常に思い切ったものだ。それだけに、スポーツ庁の本気度がよく伝わってくる。 しかし、そこにどのような問題があるかといえば、教員の休日部活動をなくそうと言っている根…

スポーツ庁「部活動改革について」(1)

今月の上旬、新聞で、スポーツ庁が部活動改革に関する指針を新たに示したことは知っていた。学校における部活動のあり方に非常に批判的な私(→参考記事)であるが、多少忙しかったこともあって、そのうち確認しようと思いつつ、そのままにしていた。そうした…

続・どうなる修学旅行?

(9月23日付け「学年だより№62」より②。なお、前回の記事「どうなる修学旅行?」は→こちら) 【二転三転〈続々報〉 修学旅行】 まずは、前言変更のお知らせ。(私からではなく、校長から、ね。) 「学年だより№58(8月25日)」で、修学旅行実施の…

「向上」を目指す究極の姿

(9月23日付け「学年だより№62」より①) (冒頭に9月15日付け毎日新聞「杉村隆氏の訃報」貼り付け。ただし、配信記事らしく、河北でもまったく同じ。) 9月15日の朝刊を読んでいて、左の訃報が目に止まった。杉村氏が最近までご存命であったとは…

法政大学えらい!

菅新首相の誕生で、出身地の秋田県ではお祭り騒ぎが続いているらしい。そもそも、自民党の秋田県連は、「県出身者初の総理という夢を実現させよう」と言って、党員による予備選挙を行わず、県連が持つ総裁選挙の3票をすべて菅氏に入れることを早々に決定し…

デジタル担当相?・・・求む「哲人」

菅新政権が誕生した。私には何の期待もない。絶望感にも近い「うんざり」があるだけである。もっとも、野党にも感心しない。立憲民主が言っている期間限定「消費税ゼロ」なんて、ただの人気取りである。私は消費税廃止論者だが、消費税を廃止するためには法…

高盛り土道路が象徴するもの

今日は、朝から学校に行き、来週から始まる定期考査の問題を作ったりなどした後、仙台市郊外に一人で住む母の生活支援に行った。最近、老化による衰えがひどいので、一人暮らしにひやひやしつつ、できるだけ毎週行くようにしている。先ほど「生活支援」と書…

職人の技を見る

(9月15日付け「学年だより№61」より②) 【映像の力はすごい!・・・教養講座第1回】 ビジネス科は9月2日、普通科は9月9日に、予定通り教養講座第1回を行った。『西本願寺御影堂10年大修復』前編(=主に屋根と土壁の修復)を見る、という企画…

タテ書き?ヨコ書き?

(9月15日付け「学年だより№61」より①) ふ~~っ、やっと暑さも一段落。少しだけ秋の気配が漂ってきた。 それにしても、先週金曜日はとんだ臨時休校だった。私は、木曜日の放課後も金曜日も校内の点検(爆弾探し=笑)をした。教員になって30年余り…

学校は近い方がいい

我が娘が、今春高校に入学した。我が家から徒歩10分の県立高校である。「ブラック部活」だと言いながら、硬式野球部のマネージャーになり、喜々として学校に通っている。親として非常に安心。いいなぁ、と思う。 宮城県では、11年前に学区制が撤廃された…

爆破予告?!!!

今日は臨時休校であった。「コロナ」ではない。なんとびっくり、一昨日、学校の爆破予告というのが入ったのである。必ずしも、私が勤務する高校指定ではない。既に新聞等でも報道されていることだが、宮城県の気仙沼市、大崎市、塩釜市、多賀城市にメールが…

授業を一緒に作りたい

(2020年9月9日付け「学年だより№60」より②) 【授業問題を考える】 前回、某調査で「学ぶ意欲を引き出し、学力を身に付けるような授業が行われている」、「多くの授業が理解できる」ということについて、肯定的評価をした塩高生が6割に満たなかっ…

なんとかかんとか・・・文化祭

(2020年9月9日付け「学年だより№60」より①) 先週末は、台風10号が大きな関心事だった。私は、史上最強クラスと言われる台風が、じりじりと近づいて来る現地の恐怖を想像し、ハラハラしながらテレビを見ていた。結局、予想されていたほどの勢力に…

カルロス・クライバー

私的に忙しい8月が終わり、ようやく一息ついた。いろいろたまっていた本を読んだり、音楽を聴いたりするぞ、と思い、8月16日に録画してあったEテレ・クラシック音楽館「いまよみがえる伝説の名演奏」という番組を見た。あまり面白いので2回も、である。…