2020-01-01から1年間の記事一覧

少年野球と最強台風

台風10号は、数日前から史上最強クラスの台風になることが予想されていた。日本列島から小笠原にかけての広大な海域で、水温が30℃を超えているというのは、想像を絶することである。この石巻さえ、終わりの見えない暑さが続いているが、いくらフェーンと…

本当にひどい話だ

自民党の総裁選挙。どんな報道を見ていても同じ事を言っていて、私も同じ事を言うには恥ずかしさを覚えるほどなのだが、やはり言っておこう。あまりにもひどすぎる。 意外に思われるかも知れないが、総裁選挙に立候補する人達が、総裁として何をするのかを説…

「全国民を代表する」議員

(2020年9月2日付け「学年だより№59」より) 今月は長月。「夜長月(よながづき)」がつまって「長月」になったという説が有力だ。残暑はなかなか一直線には弱まってくれない(少し涼しくなったと思ったら、またあちぃ~)。一方、夜の長さは着実に…

首相辞任についての平凡な感想

平凡な感想だが、意思表示はしておこう。 ようやく、本当にようやく首相が辞めた。心の底から嬉しい。私は不誠実な人間が大嫌いなのである。口では「誠実に、丁寧に」と言いながら、黙り込み、無視し、人が忘れるのを待つ。誠実の「せ」、丁寧の「て」の字も…

どうなる修学旅行?

(2020年8月25日付け「学年だより№58」より②) 【続報 修学旅行・・・運を天にまかせつつも】 実現の可能性はまだ分からない。最近の感染者数の推移を見ていると絶体絶命なのだが(特に大阪)、既にピークを越えたという専門家のコメントもある。3…

芽は出るべき時に出る

暑さのピークは先週末だと聞いていたのに、今週になったら、やはりピークは今週末だという。8月末の仙台で連日30℃。予報では熱帯夜も続くという。やはり異常だ。 というわけで、暑いとなんとなく何をするにもおっくうで、このブログも更新が滞りがちであ…

夏休みおしまい

(2020年8月18日付「学年だより№57」より) 早くも夏休みおしまい。昨年、南アルプスでやや自信回復した私は、今年もいくつか残る「懸案」のひとつ、北アルプス「雲の平」に行くぞ、と心に決めていたのだが、コロナ騒ぎであえなく挫折。一人用のテ…

成功者の論理に思う

続けて新聞記事に触れる。今日は8月8日付け毎日新聞「シリーズ 疫病と人間」欄。この日、語っているのはファーストリスティング(UNIQLO)社長・柳井正氏。ほぼ1面の大きな記事である。見出しとして「あまりに悠長だ。政権も野党も国民も」「デジタル化は…

教育委員会は確かに問題なのだけれど・・・

西日本では35℃を超える猛暑だと言うが、ここ石巻では25℃にもならなかった。じっとしていると涼しいが、梅雨のような天気で湿度が高く、少し動くと汗をかく。明日からは気温が上がるらしい。 さて、少し、新聞記事に触れておこう。今日は、8月3日河北新…

これも大学の治外法権?

高校は6月から普通に授業が始まったけれど、相変わらず通勤の列車が空いているということは、もしかすると大学はまだ始まっていないのかなぁ、と思っていた。 この間いろいろ調べたいことがあって、大学図書館に行きたいと思っていた。しかし、ホームページ…

仕事を増やす制度変更

夏休みに入った。コロナ禍のあおりを受けて、2週間だけである。昨年、南アルプスに行って少し自信を付けたので、今年はこれも懸案、立山から雲の平を目指すぞ、或いは北に転じて斜里岳とニペソツかな、などと思っていたのだが、2週間しか「休み」(本当の…

山本直純のこと(番外)・・・小尾旭氏の訃報に接して

先週の木曜日、7月30日の朝日新聞で、小尾旭(おび あきら)氏(90歳)の訃報を目にした。2ヶ月前なら絶対に気に留めなかった小さな訃報である。というのも、記事にもあるとおり、小尾氏は山本直純のマネージャーを長く務めた方で、先日、私が山本につ…

規則ではなく「良識」で生きる

(2020年7月31日付「学年だより」№56より②) 【生活は「良識」に支えられる・・・2ヶ月間を振り返る】 スカートの短い人が時々いるとか、それ本当に地毛なの?みたいな話は少しあったが、全体として見れば、両学科とも立派な生活状況であった。出…

香港で知る「自由」の価値

(2020年7月31日付「学年だより」№56より①) ようやく明日から夏休み(だけど、まだ梅雨)。私も30年あまりの教員生活で、長くクラス担任をやり、その間、ずっとこんな「学級通信」を出し続けていたが、「7月31日」という日付で書くのは初めて…

悩ましきWikipedia

3日ほど前、ウィキメディア財団というところからメールが来た。「一年前、あなたは¥1,000を寄付してくださることで、ウィキペディアが引き続きその価値を何億もの読者に届けることを叶えてくださいました。あなたの変わらぬご支援に感嘆するとともに、…

嘱託殺人と言うけれど・・・

一昨日、京都のALS患者を死亡させたとして、2人の医師が逮捕された。そのうち一人は、私の母が住む実家のすぐ近所でクリニックを開業している医師である。 報道によれば、ALSを患って寝たきりの女性が、現在の状況は屈辱的だとして、SNS上で自分を…

引退のさるびあ丸、そして東京五輪

先週の日曜日、朝起きて外を見たら見たことのある客船が浮かんでいる。東海汽船の「さるびあ丸」だ。昨年4月に、我が家の沖に現れた時の話を少し書いたことがある(→こちら)。我が家の居間からは、石巻湾に停泊している船が常に見えているのだが、何しろ客…

コロナに負けず進んでいます

(2020年7月22日付け「学年だより№55」より②) 【コロナに負けず進んでいます・・・3年生情報】 3年生だけは前期第1回考査に代わる「確認テスト」なるものが行われ、今日はその成績会議。授業日が少ないので1、2年生は割愛したが、3年生は就…

ネオワイズ彗星と高温のシベリア

(2020年7月22日付け「学年だより№55」より①) 本当なら既に夏休みに入っている。相変わらず梅雨空はうっとうしいが、そのおかげもあって真夏の暑さになっていないのは助かる。暑くないから、「本当だったら既に夏休みなのに」と恨み言を言うことも…

コロナウィルス問題その後(2)

「Go to travelキャンペーン」だそうである。相次いで発表された世論調査によれば少なくとも3分の2、多いところでは8割近くが「反対」だそうである。当たり前だ。政府は批判を受けて、場当たり的に「東京除外」を決めたけれど、首都圏で東京だ…

コロナウィルス問題その後(1)

この半月ほどだろうか?新聞に載る専門家の意見というのが、現在の感染症対策に対する批判の傾向を強めているような気がする。とりあえず手元に残してあるのは、先週土曜日の朝日に載った国立病院機構仙台医療センター・ウィルスセンター長・西村秀一氏によ…

私に相談するのは結局間違い

(7月16日付け「学年だより№54」より③) 【私に相談するのは結局間違い・・・円満決着!3年次科目選択】 普通科では、来年度の科目選択に関する調整作業がほぼ決着した。ふと振り返ってみると、今年は生徒からも先生からも1度も相談を受けなかったよ…

塩高で元気をもらいました

猛烈な勢いで、感染者が出ている。宮城県でも、だ。ようやく授業が始まりかけた大学2校で感染者が出たためか、今日の列車は心なしか空いていた(特に帰り)。本当に、これだけは助かる。さて、 (7月16日付け「学年だより№54」より②) 【言われてびっ…

第2の命の始まり

(7月16日付け「学年だより№54」より①) 相変わらずの梅雨空(いつかは必ず晴れる!)。西日本では強雨が続き、被害が大きくなっている。人間の生活に対するダメージはもちろん大問題なのだが、岐阜県瑞浪市の神社で地盤が緩み、御神木が倒れたというニ…

動きながら考える

(2020年7月9日付け「学年だより№53」より②) 【ちょっと悲しいスタディ・サポート】 早くも結果が帰ってきた。個人シートは近日中に渡す。私は各自のデータも含めて、真っ先に目を通させてもらった。あまりほめられることはない。まずは次のデータ…

金閣焼失70年

(2020年7月9日付け「学年だより№53」より①) いかにも梅雨らしい天気が続いている。もっとも「梅雨らしい」などと呑気なことを言っていられるのは幸せなことで、九州はたいへんなことになっている。しかも、今やそれが年中行事。昨年もまったく同じ…

山本直純のこと(2)

拙著『冼星海とその時代』が刊行されてから間もなく1年になる。タイトル通り、その本の中で、私は冼星海(しょうせいかい 1905~1945年)という作曲家の生涯と、彼が生きた時代状況とを考察した。中国国内に共産党と国民党との対立がありながら、外…

山本直純のこと(1)

山本直純(1932~2002年)という人を初めて知ったのは、ご多分に漏れず、「大きいことはいいことだ」という森永のチョコレートCMでだった。その後長い間、私は山本を仰々しく騒々しいただのタレントだと思っていた。それなりに優れた音楽家だと知…

東京で感染者が増える理由

今朝は最近になくいい天気。このブログでも、最近「船」に言及することがなかったが、今日は久しぶりで我が家の沖に少し珍しい船が泊まっていた。見るからに水産高校の練習船。双眼鏡を出してきてファンネルマーク(煙突のマーク)を見れば岩手県の練習船「…

USJには行きません(補)

昨日の記事について、少し補足をしておこう。 1ヶ月余り前、今の1学年が来年度の修学旅行の素案を作るにあたり、たまたま学校にやって来た業者に、他の学校がどれくらいUSJに行っているのか尋ねてみたところ、驚くべきことに、公立と私立とを合わせて、…