生徒

ペットボトル1本150万円なり

(8月29日付け 学級通信より) 一昨日は、私もイプシロンなる新型ロケットの打ち上げを楽しみにしていた。もちろん諸君も知るとおり(?)、発射19秒前になってシステムトラブルのため延期になってしまったのだけれど、まぁ、近いうちにまた打ち上げら…

今から怒濤の1ヶ月!

(8月21日付け学級通信より) 梅雨明けは少し遅かったけど、夏らしい暑さもほどほどで、いい夏だったなぁ、と思う。夏休みは昨日でおしまい。「他の学校では・・・」という話は、職員室でも、その他の場所でもよく耳にするが、言っても仕方の無いことは言わ…

『あまちゃん』の水産高校

(8月6日付け学級通信より・・・続き) 【大健闘だったらしい、カッター大会】 閉講式の時に話したとおり、7月27〜28日、八戸で全国水産・海洋高等学校カッターレース大会が行われた。宮水は大健闘、なんとビリではなかったらしい。と書けば、少しバカに…

今時の高校の夏休み、または長崎へ行くW先生

今日は3年生の登校日。外部から講師に来ていただいての「就職達成セミナー」だった。こんなことは、本当は授業日にやればいいことなのだけれど、例によって授業日数の確保。3年生は3月1日に卒業してしまう都合、他の学年より授業日数が少ない。その差を…

宮水への関心の高まり

(7月19日付け学級通信より)・・・昨日の続き 【宮水への関心の高まり】 一方、オーシャンキャンパスは、昨年に比べ来場者も多く、ダイビングのデモンストレーションなどの新企画もあって、なかなか盛り上がった。私が驚いたのは、宮城丸の体験乗船に80人…

見ず知らずの人にも拍手してもらえるように

(7月19日付け 学級通信より) 梅雨らしい日が続いている。雨降りも、暑すぎるのも、寒すぎるのも嫌なものだが、季節というのは、そうあるべき時にそうあるのがよい、とも思う。それでこそ、日本人は四季折々の感性を磨いてきたのだから・・・。とは言え、明…

ブリの胃袋から出たイワシ

(7月10日付け学級通信より) 先週の土曜日、網地島沖での定置網漁を見学に行った。今年最大とかいう2メートル半以上の巨大マグロ(185キロ!ただし、石巻の魚市場では1800円/キロで33万円ほどにしかならなかったそうだ。気の毒で涙が出る)が…

携帯電話のない体育祭の快感

(7月2日付け学級通信より) 6月最後の土曜日29日は、遠路はるばる名取北高に行き、公立高校の合同説明会というイベントで宮水の営業活動をしていた。目を輝かせながら話を聞いてくれる中学生と話をするのは楽しい。あっという間の6時間であった。 と…

動物→怪獣は昇格?降格?

(6月26日付け学級通信より) 昨日の話、ある先生から「平居先生んとこの怪獣、相変わらず元気そうですね!」と声をかけられた。私は一瞬何を言われたのか分からず、「怪獣?」と聞き返したところ、「先生の可愛いE3の怪獣たちですよ・・・」と言われ、思…

卒業生が作った小さな映画

先週の土曜日、街(生協文化会館アイトピア)に小さな映画を見に行った。庄司輝秋監督『んで、全部、海さ流した。』という30分の映画である。今年の2月2日に、『石巻かほく』で紹介され、見たくて見たくて仕方がなかった映画だ。3月20日に仙台で上映…

アヤメ・ショウブ・カキツバタ

(6月14日付け学級通信より) 5月、仙台では史上最低の降水量を記録したとかいう乾燥した1ヶ月となり、6月に入ってもなかなか雨が降らずにいたところ、ようやく、この2〜3日、少しばかりの雨が降り、梅雨の気配を感じるようになってきた。雨はやっか…

一流は謙虚、自己満足は美しい

(6月6日付け学級通信より) 6月になった。昔の言い方だと「水無月」である。間もなく梅雨に入ろうかというのに「水が無い月」というのは妙だが、数ある説の中に、「無」という漢字を当てたから誤解を招くのであって、「無」はもともと「の」、つまり「水…

小さなことに全てが表れる

(5月29日付け学級通信より) 早いもので5月も間もなく終わり。求人票の閲覧が始まるまで1ヶ月である。 さて、この1ヶ月あまり、朝読書の時間に、私が大きな水色の冊子を読み続けていたことに、諸君が気付いていたかどうか・・・?栽培漁業類型のM先生が…

NIEに関すること三つ

(5月24日付け学級通信より・続) 【NIE(Newspaper In Education=教育に新聞を!)についての三題】 1)学級日誌の自由記述 せかっく教室に毎日新聞が届くので、今年初の試みとして、週番の諸君に、クラス内でのくだらない珍言奇行ではなく、その日…

自然のデリカシー

(5月24日付け学級通信より) 日曜日は、朝4時半に起きて南面白山(1225m)に登りに行っていた。某高校山岳部の「指導」というのを頼まれて付いて行ったのだが、「指導」といっても、日帰りで、特別どんな難所があるという山でもないので、下山路に…

深い山に浸る・・・南面白山の森と沢

今日は部活で山登りだった。珍しく、日帰り登山である。5時に家を出て、南面白山に登り、帰宅したのは20時であった。 天気予報では曇り、午後から雨という話だったが、まずまず爽やかないい天気だった。8:30に面白山高原の駅を出発し、11:00に頂…

東京カランコロン

かれこれ1ヶ月ほど前の話、私が「遠足」の下見に行って、学校を留守にしていた時に、エイベックスという会社の何とかさんから学校に電話があった。翌日教頭から聞いた話によれば、エイベックスとは有名な音楽事務所(芸能プロダクション)で、そこからデビ…

世代間の「一票の格差」

(5月9日付け学級通信より) 連休後半の初日、5月3日は憲法記念日であった。現在の日本国憲法が1947年5月3日に施行されたことによっている。憲法は今年で66歳になったのだ。今年の憲法記念日は特別であった。このところ、憲法改正を訴える政治家…

素直な心と前向きな気持ち

(4月30日付け学級通信より) 土曜日、PTAの様々なイベントが一切終わった後、1年生の国語総合の教科書を前に、授業を担当しているK先生と、今度先生が授業で扱う教材について、いろいろな話をした。K先生は、大学を卒業したばかりの22歳。講師の…

1.01の法則、0.99の法則

(4月24日付け学級通信より) 前回予告したとおり、先週末は我が家で桜、梅、水仙が満開になった。花見をするぞ、と呼びかけたところ、2日間で20人の来客があった。とは言え、「女心と春の空」という言葉もあるとおり、春の天気は変わりやすい。日曜日…

雑踏の桜よりも、山道の野花

(4月16日付け学級通信より) 名取に住んでいる母親が、めでたく76歳の誕生日を迎えたので、そのお祝いのために、先週末は名取の実家に帰っていた。 仙台市周辺は、石巻よりも3度くらい気温が高いため、既に桜は花を開き、満開に近い所も多かった。で…

「合法的ないじめ」と萎縮する学校

今日、自分のクラスで、HRの時間にこんな質問を受けた。 「来週から校歌・校訓練習が始まる。ところが、今日、生徒会長が校長に呼ばれ、1年生に対して罵声を浴びせたり威圧したりしないように、と注意があったらしい。校歌を歌わない1年生に大声を出して…

ボイジャー1号から見た地球

(4月9日付け学級通信より) 始業式に先立って、土曜日に、我が家の水仙と梅が開花した。先週は、新学期(=動物園での生活)が始まるのが憂鬱で仕方なかったが、昨日、諸君が登校して、校内がにぎやかになってくると、なんとなく楽しい気分になってきた。…

進級おめでとう・・・春休みにはどこかへ行こう

(3月22日付け学級通信より) 一昨日が春分の日で、年度も変わっていないうちから、今年前半の折り返し点を過ぎてしまった。昨日からは、既に太陽が出ている時間の方が長い。そして早くも(ようやく?)今日で2学年も終わり。昨年41名で奇跡の全員進級…

えっ!確定申告ですか??

(3月15日付け学級通信より) 一昨日、我が家で鶯の初鳴きが聞かれた。思えば、震災のあったちょうど2年前、冠水していたり、倒壊家屋が邪魔していてなかなか自宅に近づけず、2日間かかってようやくたどり着いた時、庭では鶯が鳴いていた。背後に見える…

特別だった卒業式

(3月5日付け学級通信より) 3月、弥生(やよい)である。卒業式の日こそ暖かかったものの、風の強さもあって、まだまだ寒い。春を感じるとすれば、陽射しと昼間の長さくらいかな。ところで、弥生というのは「ますます生える」または「ますます生まれる」…

資格不要?・・・それもまた真実

(2月28日学級通信より) 宮城丸が出港して、明日で2週間になる。気付いているかも知れないが、事務室前には宮城丸情報用の黒板があって、現在地や航海の様子を知ることが出来る。メールで送られて来る写真も貼りだしてあるので、それらを見ているだけで…

あふれるゴミ箱

(2月19日付学級通信より・承前) 【身近なことから始めよう、が試される時】 最近、教室のゴミ箱が常にあふれていて、教室掃除当番が苦労している。原因ははっきりしている。生協による飲食物販売で、パンやおにぎりだけでなく、弁当を売るからである。…

本物の新聞を手に取る

(2月19日付学級通信より) ようやく、本当にようやく、修理を終えた「宮城丸」が先週土曜日の朝に出港した。残念ながら、日程上の都合で漁業実習はナシ、目的地もハワイではなく沖縄だそうだが、それでも岸壁でじっとしているよりは、よほどいいだろう。…

体罰はやっぱり必要・・・だよね?

(2月14日付学級通信より) バレンタインデーに先立つ3連休の中日、10日の夕方、我が家で「お見合い」というイベントを催した。やって来たのは、私と妻の若い知人である。結果としてうまくいったのかどうかは分からないが、恋が始まるかも知れないとい…